湯シャンをやめた理由
湯シャンとは、シャンプーを使わずに、お湯だけで髪を洗い流すことを言います。
何回か湯シャンに挑戦しましたが、結局やるたびに失敗し、私には湯シャンは向かないことがわかりました。
湯シャンに挑戦している方も多いと思いますが、失敗したりやめたりしている人もいるんですよね。
私自身は最長で1ヶ月ほど湯シャンに挑戦しましたが、湯シャンをやめた理由を紹介していきたいと思います。
臭くなった
これを一番心配されている人が多いと思いますが、私の場合は1週間くらいで頭皮が臭くなってきました。
皮脂が酸化したような、そんな臭いになります。
家族にも嗅いでもらったところ、やはり臭いと言われてショックでした。
近くで嗅がないとわからないレベルと言われましたが、自分では動いた瞬間にふと頭皮の臭いを感じます。
幸い湯シャンに挑戦しているときはリモートワーク中で、周囲に不快な思いをさせてしまうことはなかったと思いますが、自分で嫌なにおいを感じるのは辛かったです。
髪がベトベトになった
普通のシャンプーをしているときは、毎日毎日皮脂を取り除いている反動で皮脂が肌を守ろうとしてどんどん皮脂を出します。
湯シャンを始めると、まだ湯シャンに慣れていない頭皮がいつも通り皮脂を出してしまって髪がベトベトしてきます。
湯シャンに成功している人は、湯シャンを続けることで頭皮が皮脂を出す量を減らすのでサラサラになる言っているのですが、
私の場合は2週間くらい経った後、急に髪がサラサラし出した時がありました。
ですが、その後また髪がベトベトになり、なかなかサラサラにならなかったので断念することになりました。
頭が痒くなった
私は湯シャンを始める前から、1日でも頭を洗わない日があると頭が痒くなってしまい、寝てる間に頭をかきむしってしまうくらいでした。
湯シャンに挑戦中も、頭が痒くなることが幾度となくあり、起きている間はなんとか我慢できても、寝ている間は無意識に頭をかいてしまっていました。
頭皮から血が出てしまったり、かさぶたができてまた痒くなったりの繰り返しで頭皮環境が悪くなる一方でした。
湯シャンに挑戦することでメンタル的にも良くない状況が続いて湯シャンを続けるのを諦めることにしました。
湯シャンを始めたきっかけ
多くの人が毎日シャンプーで髪を洗っているのに、どうして湯シャンを始めたのか。
やはり湯シャンをすることにメリットがあると思ったからでした。
経皮毒を知ったから
近年皮膚はさまざまなものを体内に取り込むことが知られるようになってきました。
皮膚は良いものだけでなく、悪いものも皮膚は吸収してしまいます。
そのため、「経皮毒」という言葉も最近はいろいろな所で目にしたり耳にするようになりました。
初めに、私は経皮毒という観点から、まずはナプキンをオーガニックコットンのものに変えたり、布ナプキンを使うようになりました。
そこから肌断食という言葉を知り、化粧品もなるべくオーガニックのものや赤ちゃんも使えるものなど化学物質たっぷりのものを肌から遠ざけたいと思うようになりました。
シャンプーやリンスももちろん肌に触れるものなので、化学物質はあまり使いたくないなという思いで、調べていくうちに湯シャンに出会いました。
髪質を変えたかったから
年のせいなのか、洗い方の問題なのか、使っているシャンプーがいけないのか、25歳を過ぎた頃から髪質が悪くなっていきました。
それまで多いときで月1で髪染めしていたことも、髪の毛を弱らせた原因かもしれません。
髪の毛は湿気が強いと表面がチリチリになって、艶もなくなっていったのでした。
そんな髪質を変えたくて、まずはカラーリングをやめて黒髪に戻すことから始めました。
カラーリングをやめてからも髪質が劇的に改善したわけではなかったため、自分で色々と調べてみるうちに湯シャンにたどり着いたというわけです。
シャンプーには合成界面活性剤が含まれていて洗浄力が高く、頭皮や髪の皮脂を落としすぎてしまい、乾燥によって頭皮の状態や髪質の悪化を加速させてしまう場合があります。
湯シャンはお湯で髪を洗うだけなので、適度に皮脂を残すことで頭皮のバリア機能を高めたり、乾燥を防ぐ効果が期待できると言われています。
湯シャンをやめた後
さまざまな理由から、私は湯シャンをやめたわけですが、今まで通りシャンプーをする生活に戻ったかというとそれは違います。
その後も色々と試行錯誤しながら自分に合った洗髪方法を模索しています。
リンスをやめてみた
湯シャンをやめた後、リンスもやめてみました。
なぜだかわかりませんが、リンスをやめてから髪の毛にツヤが戻ってきて、枝毛がなくなったことには驚きました。
リンスをやめる実験は1年ほど続きました。
この時はシャンプーのみで、洗い流さないトリートメントも使っていませんでした。
やはりリンスをしないと髪がキシキシした感じになることがあったこと、髪の広がりは相変わらずで、髪質が劇的に良くなった感じはありませんでした。
今は完全にリンスを断つことはやめて、クエン酸リンスを自分で作って使っています。
クエン酸リンスは、クエン酸と水で作る簡単なものです。
髪の毛がサラサラになってパサパサ感が減り、纏まりやすくなりました。
クエン酸リンスについては本当にやって良かったと思うので、別記事で紹介したいと思います。
洗髪を2日に1回にしてみた
洗髪を2日に1回にすることに挑戦してみました。
やはり洗わない日はどうしても痒くなってしまうことがあるので、2日に1回は湯シャンにするかどうか悩んでいます。
3日に1回も挑戦してみましたが、さすがに3日目は頭が臭くなって自分でも不快なのでこちらはボツとなりました。
シャンプーバーを使ってみた
植物・ミネラル由来成分を使用したノンシリコンのシャンプーバーを使ってみました。
エコストアと言うメーカーの商品で、こちらは香りや泡立ちも良く、何個かリピートしました。
包装にプラスチックを使っていない点も環境にやさしいです。
60回分使えるのですが、やはり少しお高めなので経済的な理由で今は使っていません。
使っていた当時はこのシャンプーバーとクエン酸リンスを併用していました。
※Amazonでは売っていないので、楽天市場かYahooショッピングのボタンを押してください
最終的に行き着いた洗髪方法
今は牛乳石鹸+クエン酸リンスで洗髪しています。
理由は、牛乳石鹸には合成界面活性剤が使われていないため、洗浄力が優しく、安価な値段で手に入ることです。
それと、牛乳石鹸は全身に使えるので、頭・顔・身体が牛乳石鹸1個で済みます。
色々な物を買わずに済みますし、シャンプーやリンスを入れる容器も必要ないので掃除の手間も少し減ってお風呂場がスッキリします。
クエン酸リンスをするのは、牛乳石鹸で洗髪すると髪の毛がキシキシしますので、キューティクルの広がりを元にもどすために使っています。
こちらも材料は100円ショップなどで簡単に手に入りますし、お財布に優しいです。
牛乳石鹸とクエン酸リンスはどちらも比較的環境にやさしいので、SDGsの面でも貢献できると思います。
自分の頭皮や髪に合った洗髪を
1人ひとり頭皮の状態や髪質は違いますので、究極的には自分の頭皮や髪に合った洗髪をすることが大切だと思います。
湯シャンが成功すれば、やはり湯シャンがコスパの面でも環境の面でも一番いいと私は思います。
ですが、湯シャンを続けて辛い思いをしたりハッピーな気分が続かないということであれば、やめてもいいと思うんです。
なので、自分が続けられる無理のない範囲で、且つ自分の髪質に合った洗髪をするのがいいと思います。
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