2023年行政書士試験勉強で使った教科書と問題集(独学)

資格試験

行政書士試験の独学で使った教科書の紹介

私は令和5年、2023年の行政書士試験を受験しました。

行政書士試験の勉強は独学でした。

この記事では使った教科書と問題集を紹介しています。

合格革命 行政書士 スタートダッシュ

行政書士試験に挑戦すると決めて最初に購入した教科書が『合格革命 行政書士 スタートダッシュ』でした。

行政書士試験を独学で挑戦される方のテキストといったら、おそらく合格革命シリーズもしくはみんなが欲しかった!シリーズのふたつに分かれていると感じましたが、行政書士試験を独学で勉強していた方のブログやYouTubeを見て、合格革命がいいのではと判断して、まずは試しにということで購入を決めました。

行政書士試験ではどのような科目が問われるのか、これまでの傾向や対策、また重要な知識が掲載されているので、試験の輪郭を掴むのには良いテキストだと思います。

このスタートダッシュをサラッと一通り目を通して、基本テキストも合格革命にしようと確信が持てました。

合格革命の2023年版の基本テキストが発売されたのが2022年の年末だったので、それまでの間に読んでウォーミングアップしていました。

合格革命 行政書士 基本テキスト

スタートダッシュの後に購入したのが『合格革命 行政書士 基本テキスト』です。

かなり分厚い教科書ですが、基本的な試験問題の内容が網羅されていて、全カラーで図解や判例、別冊の六法も試験範囲の条文が網羅されていてかなりお得なテキストだと思います。

特に優秀だなと思ったのは別冊六法です。1cm未満の薄い冊子で持ち運びもしやすく、かつ必要な条文が網羅されており、重要単語は赤文字になっているので赤シートを使いながら勉強できてしまう優れものです。試験が近づくにつれて条文チェックをする頻度が増えたのでいつも使っていました。

この別冊六法があったので、行政書士のポケット六法は購入しませんでした。個人的には別冊六法だけで十分かと思います。

基本テキストは、学習初期はテキスト→問題の順番で進めていましたが、テキストを読み進めるのがなかなか大変だし時間もかかるので、途中から問題→テキストの順に切り替えました。問題を解いた後の辞書がわりという位置づけで使うようになり、以後最初からじっくり読むという使い方はしなくなりました。

勉強開始初期〜試験本番直前までずっと使い続けていました。

合格革命 行政書士 基本問題集

こちらは行政書士試験の過去問とオリジナル問題が組み合わさった基本問題集で、基本テキストと同時期に購入しました。

問題は試験と同じ形式で5択、多肢選択、記述、一般知識の掲載があり、これだけは落としたらいけないよという分野に絞られていると思います。

私は右も左も分からない初期にこの問題を解き始め挫折したので、肢別過去問集を5〜6周したあたりで、基本問題集を1周しました。

中期に基本問題集に取り組んだことで、基礎知識の復習や5択などの試験と同じ問題形式に触れておくという意味ではやってよかったと思います。

合格革命 行政書士 肢別過去問集

肢別過去問集はいわゆる肢別(あしべつ)と界隈で呼ばれているものです。

肢別を詳しく説明すると、行政書士試験の問題は5肢択一問題が60問あり、この5択問題は5問の中から正解の1問を選ばなければなりません。これを分割して一問一答形式で問題を解かせるものです。

ひとつひとつの選択肢の正誤を判断できなければ、5択など到底正解することは難しいです。正誤判断の精度を上げるために、この肢別を何回も繰り返し解いて知識と論点、出題傾向を頭の中に叩き込むことはかなり重要です。

私は本番までに10周を目標にしていましたが、結果的には8周半回すまでとなりました。

基本テキストと同時期に購入し、まず初めにわからなくても肢別で問題を解き、解説がわからなかったら基本テキストでより詳しい解説を見るという方法をとっていました。

過去問と向き合うことは避けて通れないので、肢別は購入必至のテキストです。

インフルエンサーの方で肢別を7日間で1周回せという方がいらっしゃいましたが、2023年の肢別は2611問の問題数があり、1日400問弱こなさなければならない計算になります。

私は頑張っても8日間で1周が限度でした。

しかも1周目は終わらせるのに1ヶ月くらい

合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック

千問ノックは、市販の模試などで過去問だけでは太刀打ちできないかもと思って9月ごろ慌てて購入しました。

一応1周は解きましたが、直前期に買うべきではなかったと思います。

やるとしたら、初期にやるべきでした。

というのも、教科書と連動した問題+過去問をベースにして作られているので、解説も基本テキストの何ページに掲載があるということが示されているので、基本テキストと同時に購入して並行してまずは1周やるべきだったのではと思いました。

2023年度版 合格革命 行政書士 一問一答式出るとこ千問ノック【電子書籍】[ 行政書士試験研究会 ]

合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集

記述対策の問題集は7月くらいに購入しました。

記述対策と言っても、記述だけではなく、条文を覚えるための穴埋めや多肢選択の問題もあります。

条文穴埋めと多肢選択は正直手が回らず、記述問題だけ2周しました。

行政法と民法の重要な論点がまとめられているので、試験直前は記述問題の解答と解説を読むようにしていました。5択対策にもなるので超オススメです。

薄くて持ち運びしやすいので、試験当日もこのテキストをカバンに入れてました。

7月に購入して、9月ごろから本格的に始めたので、もっと早めにやるべきだったと思います。

感覚的に5周はした方がよかったかなと思いました。

無敵の行政書士

直前期の9月ごろに購入するのがおすすめです。

法改正の解説、重要な問題100問、一般知識で出題されそうな時事問題や重要判例などが掲載されています。

文章理解のテクニックも袋とじの中に掲載されています。

一回一通り読んでおくのが良いと思います。

特に試験本番の2日前から憲法・行政法・民法の重要判例を何回も読み込みました。

実際、そのおかげで試験問題の得点につながった問題もあり良かったなと思います。

基本テキストにも、もちろん重要判例はたくさんあるのですが、テキストが分厚く、憲法・行政法・民法と一気にまとめて見られるページづくりにはなっていないので、自分でいちいち探さなくてはいけません。無敵の行政書士では分野を横断した判例が数ページにまとめて掲載されているので見やすくて良いと思いました。

合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試

こちらは直前期の9月に購入しました。

内容は法改正の知識と3回分の直前予想模試で、いわゆる市販の模試ですね。

9月末にTACの会場模試があったので、その前に試験形式や時間配分に慣れておこうということで、模試までに3回分の模試を全て解きました。

3時間ぶっ通しでトイレにも行かず飲食もせず試験問題に取り組むのは最初は大変でしたが、3回もやるとそこまで辛くはなくなりました。

直前期は必ず市販の模試であったり資格学校開催の模試は受けた方が良いと思います。

出る順行政書士 当たる!直前予想模試(LEC)

合格革命はTACなのですが、もう一冊LECの予想模試も購入しました。

これは9月末のTACの会場模試が終わり合格点には届かず、市販の模試はもう少し取り組んだ方が良いと判断し購入に至りました。

前述のTACの予想模試と同様に法改正+3回分の予想模試が掲載されており、さらに前年(2022年)の試験がついていたので、合計4回分の試験が練習できます。

10月の頭にTACの2回目の会場模試があったので、模試の3日前に1回分市販模試を解きました。

その後、本試験までに残りの模試を10日に1回程度解いて試験の感覚を忘れないようにしていました。

最後に、本試験の3日前に前年の本試験の問題をクライマックスとして解いてちょっと自信をつけました(前年の問題は肢別で何回も解いていたのでいい点数が獲れる)。

行政書士試験の独学勉強で使用した教科書まとめ

私が行政書士試験の独学勉強で使用した教科書を表にしてまとめました。

重要度:◎…購入必須 ◯…あったら良い △…購入しなくてもOK

おすすめの購入時期:中期…肢別1周以降〜 直前期…9月くらいから

教科書名重要度おすすめの購入時期
合格革命 行政書士 スタートダッシュ学習超初期
合格革命 行政書士 基本テキスト学習初期
合格革命 行政書士 基本問題集学習初期
合格革命 行政書士 肢別過去問集学習初期
合格革命 行政書士 一問一答式 出るとこ千問ノック学習初期
合格革命 行政書士 40字記述式・多肢選択式問題集学習中期
無敵の行政書士直前期
合格革命 行政書士 法改正と直前予想模試直前期
出る順行政書士 当たる!直前予想模試直前期
リンクからAmazonの販売ページへ移動できます

使った教科書を積み上げたらこんな感じでした↓

スタートダッシュは写真に載せるのを忘れました。。。

独学だと教科書選びで悩むかと思いますが、私は合格革命シリーズで揃えて良かったと思いました。

ぜひ、これから受験する方は参考にしていただければと思います。

行政書士試験の独学はこの教科書だけで十分か?

結論から言うと、教科書だけでは不十分です。

教科書にプラスして、大手資格学校主催の模試は受験必須だと思います。

しかし、教科書だけで言えば、私が購入したもので十分だと感じました。むしろいらなかった教科書もあったくらいです。

同じような内容の教科書をたくさん買っても使いこなせなければ、時間やお金の無駄になってしまうので、これだと決めた教科書を極めるというのが重要だと思います。

ただ、私は教科書以外にアプリ(無料と有料)を使ったり、大手資格学校が主催している会場模試も2回利用しました。大手資格学校主催の模試は何回か受験するのをお勧めします!

アプリに関しては、私はノートに書いたりするのが苦手なので、アプリとの相性が良かったのですが、紙ベースが得意な方はアプリは必要ないと思います。アプリについては別記事で紹介したいと思います。

模試については、誰しもが会場に行って受験する必要はなく、会場か自宅か選べます。自宅でもいいので、資格学校が主催する模試は受けておいた方がいいと思います。こちらも別記事で紹介します。

【おまけ】 買ったけど使わなかった教科書

ニュース検定

一般知識対策として、ニュース検定のテキストを購入しました。

しかし、数ページ読んだだけで結局最後まで使うことはありませんでした。

理由は、一般知識よりも法令科目に時間を割いた方が良いと判断したからです。

時間のある方は一通り読んでみるのもいいかなと思います。カラー印刷で写真もあり読み応えがあります。

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ6

民法が苦手だったので、直前気になって慌てて購入した本です。

ですが、直前期なのでやる時間もなく、肢別や記述問題を徹底すべきだと思い直し、使うことはありませんでした。

もしも購入するのであれば学習初期〜中期が良いと思います。

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